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国債と比べて株の相対評価を見抜く!「FEDモデル」の仕組みと実践テクニック
「現在の株価水準は割高なのか、それとも割安なのか?」——この疑問を紐解く手がかりとして投資の世界で用いられるのが「FEDモデル」です。「信用リスクが極めて低い国債」と「価格変動のある株式」を比較し、株にどれくらい利回りの上乗せ(プレミアム)があるかを数値化します。ただし、FEDモデルは単独で万能な指標ではなく、企業の成長性やインフレ率も考慮する必要があります。本記事では、FEDモデルの仕組みから具体的な数値を使った計算例、そして限界や注意点を含めた実践的な使い方を分かりやすく解説します。
レン (Ren)
弟 / 大学生
ダイキ (Daiki)
兄 / 証券会社勤務
【実践】FEDモデルの分析 3ステップ手順
- ステップ1:長期金利(10年国債利回り)を確認
米10年債などの利回りをチェック。比較のベースとなる基準値を把握する。 - ステップ2:株式の益利回り(1 ÷ 予想PER)を計算
市場指数や銘柄の「予想PER」から、株の利回りを算出する。 - ステップ3:ギャップを計算し、他の要素と併せて評価
「益利回り − 金利」を計算。利益成長率や景気動向も加味しながら中立的に判断する。
| 分析パターン | イールドギャップ (益利回り − 国債利回り) |
FEDモデルのシグナル (株価の相対評価) |
実践的なアプローチ例 (バランスの取れた選択肢) |
|---|---|---|---|
| 【パターン1】 ギャップ拡大期 |
+3.0% 以上
例:国債3.5% / 株利回り6.8%(PER14.7倍) |
割安傾向のシグナル
リスクに対して上乗せ利回りが大きめ |
【積極的に投資を検討】
企業業績に問題がなければ、株式資産の比率引き上げなどを前向きに検討。 |
| 【パターン2】 標準範囲 |
+1.0% 〜 +2.0%
例:国債4.0% / 株利回り5.5%(PER18.1倍) |
中立・適正水準
国債利回りと株価のバランスが拮抗 |
【積立継続・銘柄選別】
定期積立を維持しながら、成長性の高い銘柄や割安な個別株を選別。 |
| 【パターン3】 ギャップ縮小・マイナス |
0% 以下(マイナス)
例:国債4.7% / 株利回り4.55%(PER22倍)※2026年時点試算 |
割高傾向のシグナル
金利に比べて株価の過熱感が警戒される |
【新規投資を慎重に・積立継続も検討】
一括の新規投資は慎重にし、押し目を待つか分散積立の維持を検討。 |
FEDモデル分析で参照される主要一次情報・統計データ一例
1. 各国長期金利データ(基準利回り)
- FRED (St. Louis Fed) – 10-Year Treasury Constant Maturity Rate
セントルイス連銀提供の米10年国債利回り公式データ。
2. 株式市場のPER・益利回りデータ
- Multpl.com – S&P 500 Earnings Yield & PE Ratio
S&P500のPER・益利回り(1/PER)およびイールドギャップの過去推移データ。 - 日本取引所グループ(JPX) 公式統計資料
日本市場(東証プライム等)の平均PER・益利回りの公表統計。


